第179国会 2011(H.23)年12月7日「決算委員会」

私は、民主党・新緑風会を代表して、平成21年度決算外2件の是認及び21年度予備費関係4件の承諾に賛成するとともに、内閣に対する警告を含む決議案に賛成の立場から討論を行います。
平成21年度決算の対象としては、当初予算と第一次補正予算は、自由民主党及び公明党を基盤とした麻生内閣の下で執行されたものであります。一方、第二次補正予算は、21年8月の総選挙によって政権交代が実現し、そこで誕生した民主党、社会民主党及び国民新党を基盤とする鳩山内閣の下で執行されたものであります。
我々は、既得権益にがんじがらめになっていた自公政権下での予算を、財政規律を維持しつつ、国民生活を第一に考えた予算へと転換することを目指して、政権交代後、鳩山内閣は直ちに21年度第一次補正予算の見直しに取り組みました。
無駄な事業や国民の納得が得られない事業については執行を停止し、約3兆円を新たな政策の財源として国庫に返納いたしました。そして、第一次補正予算の見直しで得られた財源を、雇用調整助成金の拡充などの雇用維持対策、家電エコポイントの改善や住宅版エコポイントの創設など環境を軸にした需要の拡大、景気対策、緊急保証の創設など、中小企業者への金融対策などに振り向けました。これらの民主党政権が講じた予算措置が適切であったことから、リーマン・ショック以降大きく落ち込んでいた我が国の景気は、21年度以降持ち直しに転じたと考えます。
自公政権下での21年度の予算執行については様々な問題があったと考えられます。しかし、一昨年の政権交代以降、我々は、政府の予算編成及びその後の予算執行に重要な責任を担うことになりました。政権与党として、本院の決算審査において明らかとなった経済や行財政運営の諸課題に対して適切な措置を講ずる責任があり、今後の国政運営に反映させていくことが重要であるとの立場から、21年度決算の是認に賛成することとしたものであります。しかしながら、我が国の財政は依然として厳しい状況にあり、政府には規律ある財政運営と予算の適正かつ効率的な執行を強く求めるものであります。
平成21年度決算検査報告においては、件数にして986件、金額にして1兆7904億円にも及ぶ不当事項等が指摘されております。その中には、各府省における不適正な経理処理を始めとして、独立行政法人等において有効活用されていない余剰金や余剰資産があることが指摘されており、極めて遺憾であると言わざるを得ません。このような観点から、内閣に対する6項目の警告決議案 及び7項目の措置要求決議案に対して賛成の意を表するものであります。
現内閣においては、これらの指摘を真摯に受け止め、今後の予算編成及び行財政運営を通じて事態の改善に全力を尽くしていただくことを強く望んで、私の賛成討論といたします。