休眠預金活用による市民公益支援制度研究会の要望に同席しました。
わずかの金額を残して使わなくなった預金口座をもっている人はたくさんいます。この休眠預金は、1人一人にとってはわずかな金額でも、全体では巨額なものになり、少なく見積もっても1兆円を超えると推定されています。現在、休眠預金は10年間出し入れがないと銀行などの利益に組み入れられてしまっています。(ただし本人からの請求があれば払い戻し可能)
しかし、これはもともと市民のお金です。アイルランドやイギリスでは、この休眠預金を源資にして社会福祉や教育の分野などで活動するNPOなどに給付しています。日本でも休眠預金を活用して市民活動を応援する制度を研究しているグループが「休眠預金活用による市民公益制度研究会」です。
対応して下さった和田隆志金融担当政務官は制度創設の意義には共感されたものの、大変難しいとの見解を示されましたが、あらゆる角度からの検討を強く要望しました。