4回目の開催となる「東日本大震災子ども支援意見交換会」に参加しました。今回のテーマは、福島原発事故問題への対応と支援です。
福島県大熊町教育長武内敏英さんからは、原発事故で全町避難を余儀なくされた中「学校を立ち上げれば町民もついてくる」と考え、わずか1ヶ月で会津若松市の廃校を使い、幼稚園・小・中学校を立ち上げた感動的な経過をお聞きしました。
また、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク・吉野裕之さん、しんぐるずまざーずふぉーらむ福島の会田典子さん、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク・大城聡さんからのそれぞれの活動報告も胸に迫るものがありました。
議員立法した、「東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律」(福島子ども支援法)が昨日の参議院で可決。今日衆議院の本会議で可決し成立しました。国の責任と避難の権利を明確化し、避難すること・留まるること・帰還のどの選択にも支援が必要です。市民社会での要望・提案を議員立法したこと、各党が意見交換し成案したことは大変貴重な事でした。
東日本大震災子ども支援ネットワーク主催の意見交換会を重ねることで、支援のネットワークがひろがり必要な制度を整えていくよう努力したいと思います。