都市問題の一つに、一人暮らしの高齢者の増加があります。特に所得の低い高齢女性の住宅問題は深刻です。
昨年11月に、政策形成セミナー「都市・住宅政策の変遷の課題」を開催し、千葉大学の小林秀樹先生に「住まい・街づくり政策の課題」を学びました。
先月、3か所の「住まい」を見学し、これからの住まい方政策を考えました。見学したのは、多摩地域にあるサービス付高齢者住宅/コミュニティハウス、千葉県稲毛市にある地域包括システム、江戸川区のNPO法人が運営する高齢者の「住まい」です。自分らしく生活する事のできる「住まい方」を、誰もが選択できる住宅政策が必要です。
高齢者住宅と様々な施設を複合した地域拠点づくり。住宅と福祉の連携。空き家の種類を、空き家(一戸建て住宅)、空き室(共同住宅)、空き部屋(広い家)、ときめ細かく活用するなど、柔軟な住宅政策が急務です。