高次脳機能障害者の支援活動をするNPO法人ViViD設立セミナーに参加しました。セミナーでは、橋本圭司(東京慈恵会医科大学付属病院リハビリテーション医)先生の講演と、当事者、家族、支援センター作業療法士、の方々によるパネルディスカッションが行われました。
高次脳機能障害は、交通事故や脳欠陥疾患その他様々な原因で脳が損傷を受けた結果、生活・記憶・遂行機能・地誌的の障害・失語症・失行症、および半側空間無視や行動と情報の障害など、高次の脳機能に生じた様々な後遺障害のことです。誰にでも起きる可能性のあることにも拘わらず、医療や福祉制度など社会的支援は不十分です。ViViDでは、調査研究、理解の普及啓発、障害者の居場所の提供などの支援活動や、アセスメントシートの開発、社会復帰のための支援プログラムの開発、小規模多機能型サービスの提供を目指しています。
セミナーとその後の交流会に参加し、家族の方や支援者、専門家の方々からたくさんの課題を頂きました。見えない障がいと言われている高次脳機能障害への理解をすすめ、支援制度の充実が必要だと痛感しています。