故松下圭一先生を送る会に参加させていただきました。参加者は多くが学者や薫陶を受けすでに幹部となられた自治体職員や市民の方々だったようですが松下理論を政治活動の支柱とする菅直人元総理の姿もありました。
私はといえば、以前に東京生活者ネットワークの研修で「政策型思考と政治」や「市民自治の憲法理論」に出会い先生の講義を受けご著書も紐解いきましが当時の私には、読み進む力も忍耐力もなかったようで、前書には読んだ形跡も薄い。さすがに新書はところどころにドッグイヤーの折跡がありました。憲法は国家のものではなく、市民のもの。先生が提案された「国民主権の発動を目標とする憲法理論の再構築」が確かに重要です。現在の憲法論議にも市民自治の視点が欠けています。
戦後30年に先生が提起された市民自治の憲法理論を今こそしっかりと受け止め、基本的人権、分権と自治を基礎とするこの国のかたちを共有したいと切に思います。。
国民を統治の対象として縛ろうとする、ま逆の憲法観をもつ安倍政権には退場あるのみ!松下先生の提起を胸に、8月30日の国会包囲の意味を噛みながら参加しました。歴史的な日にしなければいけない日、夫々が考え参加した人の多さは感動しましたが目標は法案の廃案。明日も明後日も民主主義を貫く活動に集中しよう。