9月21日の民主党代表選挙で野田総理が再選されました。
私も推薦人となった赤松広隆候補を含め3人の挑戦者があり、党員・サポーター・自治体議員・国会議員が、投票する本格的な代表選挙だっただけに、残念な点が多々ありました。今回の代表選挙は、現職総理の国政・党内運営にどんな批判があり、政策議論があるのかも広く知って頂き、民主党を育てていただく機会でもあったはずです。
今後の改善のために記しておけば、投票用紙だけが先に到着したものの、各候補の政見が記された選挙公報は総支部宛に100部配布されるのみ、さらに党員・サポーター・自治体議員の投票締め切りが18日必着とは、早すぎた感があります。自治体議員こそ78%の投票率でしたが、党員・サポーターの投票率は34%という低さでした。民主党への批判・諦めの結果だとも言われますが、前回の半分の低投票率は問題です。また、地方遊説もわずか3ヶ所、街頭演説は東京のみ、候補者のTV出演は総理の日程が優先されるので回数も限られ、普段メディア露出が少ない候補には政見アピールの場が少なく残念でした。公平・公正な代表選挙のための今後の課題です。
再選された野田総理は“私には今、笑顔がありません・・・・”とおしゃっていましたが、
正直いって私も寒々とした気分です。代表選挙のさなかに、国会同意なく発足させてしまった原子力規制委員会や安全確認・説明不十分な米軍のオスプレイ配備問題、原発ゼロの閣議未決定問題など、新たな課題も出てきています。再選で不問になるものではありません。国会答弁を繰り返されたような総理の政見では、多くの課題が解決されていないことを是非とも受け止めて欲しいものです。
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