毎年、1月1日は新聞の社説を読み較べるのが習慣になっています。以前某新聞社の論説委員の方から「1月1日の社説」を書くために取材を受けたことがあります。まだ11月中旬のことでしたが、1年の総点検と未来予測への調査と準備のしかたに感心しました。
今年のキーワードは、総選挙、政治への信頼回復、政治の節目、反貧困、低炭素社会・・などが並びました。参議院議員になって5ヶ月、選挙時に訴えた「生活が第一」という言葉を改めてかみしめています。最近自民党も公明党も生活という言葉を多用しています。「生活者、消費者の視点で政治を考える」と福田総理が述べました。「総選挙後は生活者の視点をもつリベラル勢力との連合が必要」と元自民党幹事長も発言しておりました。生活とは何ぞや。言葉の意味が変わってしまったのかとさえ感じます。
15年前、都議会議員に立候補した時のスローガンは「政治を生活の道具に!」でした。「東京を生活のまちにします」を掲げたこともあります。生活課題を政治課題に取り上げてきた私にとって「生活者の政治」は当たり前のこととして身に染みついています。当事者発言からの課題を政策化することと、参加のプロセスを大事にしてきました。これからも、この基本的スタンスは変わりません。生活者政治の神髄と底力をおおぜいの皆様といっしょに磨いていきたいと思います。
年のはじめに、改めて考えたこと、これまでも・・これからも、誠実に信念をもって活動していきたいという思いです。