久方ぶりの決算委員会で質疑に立ちました。昨年2月参議院から国会法第105条の規定に基づいて、会計検査院に検査要請した大規模な治水事業についての検査報告についてです。検査内容は、国土交通省、独立行政法人水資源機構などが行っている大規模治水事業(ダム、放水路・導水路等)に関して、① 事業の目的、必要性等についての検討の状況 ② 事業の実施状況 ③ 事業費の推移及び事業計画の変更等に伴う見直し等の状況 ④ 事業再評価時における投資効果等の検討の状況 です。25分という短い時間で、今回は個別の事業チェックというわけにはいきませんでしたが、今後ともせっかくの調査結果は必ず活かして行きたいと思います。
東日本大震災やこれまでに経験のない大雨の被害に、公共事業の拡大ばかりがいわれます。未だ崩壊していない「ダム神話」はまだまだ”河川村”が必死に守ろうとしていますが、アメリカでもヨーロッパでも洪水からダム中止・撤去へと治水思想の転換がはかられました。近代河川工法のからの脱却と、あるべき国土の再生をめざしたいと思います。