青森県六カ所村に、全国の原子力発電所の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場があります。今日、「三陸の海を放射能から守る岩手の会」「いわて生協」「サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン」「六カ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」の皆さんが内閣総理大臣と経済産業大臣あてに、「海に、空に放射能を流さないでください」と9万筆以上の署名を集めて提出。私も立ち会いました。
海や空、食べ物を放射能汚染から守りたいという切実な声をたくさん聞きました。放射性物質のトリチウムやクリプトン85が断続的に放出され、海には廃液が流されています。六カ所工場には、使用済み燃料裁断処理の高レベル放射性廃液が溜まり、濃縮工程とガラス固体化を待っています。敷地には、二本の断層があり、大地震の際の事故も大変心配です。海に、空に、放射能(放射性物質)を放出しないこと。核燃再処理工場の廃水・排気は、放射能除去装置で放射能を取り除いたのち放出する事。放射能放出測定を行い、きちんと情報公開すること。こんな当たり前の要求に国は誠実に対応し、さらには、エネルギー政策の根本的な見直しをしてもらいたい。