2009年総選挙では衆議院に308議席という圧倒的なご支持を得て、念願の政権交代を実現させていただきました。有権者自身の投票による政権交代は初めてのことであり、日本の政治は大きく転換しました。年末には総理自らが“いのちの予算”と名付けた平成22年度予算原案が発表されて新年を迎え、新しい国づくりのスタートとなりました。
鳩山総理は初の所信表明演説で「政治は弱い立場の人々、少数の人々の視点が尊重されなければならない」と、友愛政治の原点を宣言し、「新しい公共」の概念を打ち出しました。私は都議時代から「新しい公共の概念をつくり、広げ、市民の価値観と政治の価値観を一致させる。それこそが市民・ローカルからの政権交代を可能にする」と考え、活動の指針にしてきました。国会議員となり政権交代も実現した今、この言葉を噛みしめながらさらに新しい政治を広げ実践しようと決意を新たにしております。
今年、特に力を入れたいのが“社会的企業法”や“協同労働法”など「新しい公共」を支える“市民セクター”を強化するための法案づくりと地域主権・市民主権の実現です。 この国のかたち”は国民がつくるもの、地域主権推進法、国・地方の協議の場の法制化や地方政府基本法の制定などについても、政府ではすでに議論されています。
民主党のマニフェストには、旧政権下では実現できない「国民の生活第一」の政策が数々掲げられています。核兵器の廃絶と人権・平和を基調に、人間のための経済を標榜し、東アジア共同体を目指す政府を育てる大改革を共に進めて行きましょう!
そのためにも、今夏の参議院選挙の勝利に向けて全力を尽くします。皆様のさらなるご支援をお願いいたします。