子宮頸がんワクチンの接種後、体に変調をきたす事例が相次いだことから、厚生労働省が一時的に接種の推奨を控える方針を明らかにしました。
私も、先月、生活者ネットワークの厚生労働省要請に立ち会いました。
要望内容は以下の5点です。
1. ワクチンの効果の限界や副作用の可能性について、自治体が十分な説明を行うよう、国として対応する。
2. 副作用について、任意接種時の症例も含め、広域的に調査、原因を究明し、治療・症状の改善に努める。また、情報提供によって、今後、さらに副反応の事例が急増することが予測されることも踏まえ、相談体制、救済の仕組みを拡充する。
3. 子宮頸がんを予防、罹患を減らすという本来の目的に鑑み、検診率の向上を目指し、検診を受けやすくするための工夫について早急に研究、実施する。
4. ワクチンについてのリスクも含めた教育、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点での教育をすすめる。
5. 以上について、HPVワクチン接種を中断した上で、体制を整備する。多少なりとも課題がある場合は、接種を中止する。