今年も市民福祉サポートセンター主催「ノー寝たきりデー」に参加しました。冒頭に代表の元衆議院議員石毛えい子さんは、「自分がどう生きたいのかが重要」と挨拶をされました。さすがだなと思います。石毛えい子さんは、常に、地域・市民の立場で考え発信されています。このテーマ設定に感謝しての参加となりました。
認知症とともに暮らせる社会、誰もがふつうに暮らすまちづくりへの実践報告は、参考になる事ばかりでした。精神科医の上野秀樹さんは、認知症の人は「わたしができるように、助けてほしい」「わたし抜きに決めないでほしい」「できないことばかりを見られると、立ち上がれなくなる」「わたしをよく見て」と思っていると語りました。上野さんの「認知症の人の暮らしやすさは、私たち自身の暮らしやすさである」という指摘や、藤沢市で、グループホーム、デイサービス、小規模多機能事業をされている加藤忠相さんの当事者に寄り添う実践は、まず制度から考えてしまう事への警鐘だと感じました。当事者主権の地域社会は、介護する人もされる人も、見守る人も、普通の人も一緒に参加してつくるものだと思います。